キャンピングカーレンタルVantripは、20年以上のキャンピングカー販売整備など北海道の道東でナンバー1の実績をもつ上嶋自動車とパートナーシップを結んでおり、車両の調達から、日常の整備はもちろん、貸出拠点としてもご協力頂いています。
2022年2月から、上嶋自動車からご紹介頂いた中古車両(CG-565.B.fairy)がレンタル開始となりました。
お客さんが安心してご利用頂けるよう様々なメンテナンスを行って頂きましたので、その内容をご紹介させて頂きます。詳しい知識を持って購入することが難しいキャンピングカー。キャンピングカーの購入を検討されているお客さんにとっても参考になる内容となっています。
上嶋自動車でしっかりとメンテナンスして頂いた内容をご覧頂き、安心してビンテージキャンピングカーの旅を楽しんで下さい。
安全性の向上
ブレーキ部品の交換
ディスクブレーキの部品交換(受け側:フロントブレーキローター、押し付ける側:ブレーキパッド)。一方で、タイヤをスムーズに回すためのハブベアリング交換。重く、ブレーキへの負担が大きいキャンピングカーの安全性を高めます。
LEDライト
LEDライトへ交換。北海道は夕暮れ時から朝方にかけてエゾ鹿がたくさん道路に現れます。エゾ鹿は、観光客を楽しませる一方で、衝突による大きな事故も多発しています。LEDライトで前方を明るく照らし、暗闇での早めの視認を助けます。
バックカメラ取付
故障していたため交換。ダッシュボード上に新たにディスプレイを設置し、常時後方を確認できます。バックミラーはリビングスペースで寛ぐ同伴者とのコミュニケーションにお役立て下さい。
バックカメラは1個は常時写すのとギアをリバースに入れた時用の2個付いていました。両方が故障していたため、両方の機能をもつカメラを1つ取付。運転席のモニターも故障していたため、新たにダッシュボードに取付しました。
タイヤエアのモニター取付
重量があるキャンピングカーはタイヤへの負担が大きい。そのため、いつも正常な空気圧で走行したいところです。各タイヤの空気圧を運転席に設置したモニターで常に確認することができます。
ドライブレコーダー取付
ぶつけた時も、ぶつけられた時も、突然起こるもしもの事故に備えて、前方と後方を録画するドライブレコーダーを取り付けました。
快適性の向上
カーエアコンのコンプレッサー交換と配管交換
本州に比べて冷涼な北海道ではありますが、キャンピングカーのカーエアコンは、後部のリビングスペースまで配管を引っ張って吹き出し口を設けていることが多く、冷えづらくなることもあり、良い状態にしておきたい点です。エアコンの不調の原因が冷媒ガスが単に少ないだけなら簡単になおるのですが、配管割れやコンプレッサー不調となるとなかなかそうは行きません。突然訪れるそのような暑い日に備えて、しっかりとメンテナンスをして頂きました。
FFヒーターサイレンサーの交換
1日の寒暖差が大きい北海道の車中泊に欠かせないのがFFヒーター。エンジンをかけなくても使用できるため、静かですが、それでも排気ガスが出る音が気になるという方もいらっしゃいます。最新のサイレンサーを取り付けました。
USB、シガーソケット、ETC取付
運転席に設置しました。携帯充電などにご利用下さい。就寝時のFFヒーターや、車内照明、TV視聴のために、無駄に使いたくないリビングスペースのバッテリー(サブバッテリー)の使用を節電できます。
ETC取付
美装
全磨き(コンパウンド)
日焼けして艶が無くなり水垢などが付き見映え悪くなったボディーを、コンパウンド(磨き剤)とポリッシャー(磨き電動道具)を使い、本来の艶に戻す作業をしました。表面積が大きいキャンピングカー。大変な作業です。
テールバンパー板金
割れが何箇所かありましたが新品さながらに補修して頂きました。ビックリです!
ルーフの地デジアンテナ取り外しして、プラ板貼り&コーキング
不必要な部品を取り外し、その後から雨水が侵入して来るのを防ぐため後処理をして頂きました。
ヘッドライト磨き
くすんでいたヘッドライトを磨き、車の表情を明るく!交換したLEDライトのビームをきれいに飛ばします!
エントランスステップ修理
リビングスペースの扉の縁を囲っているラバー。その下部に当たるステップ部分が剥がれていたため、固定して頂きました。また、タイルカーペットを切って、より清潔感のあるエントランスになりました。
ブラインド
キャンピングカー特有の作りの窓。窓の開閉、網戸、ブラインドの機能がまとまっているのですが、開閉がスムーズにできなくなっていたため、修理して頂きました。レンタル時、最も故障頻度が高い箇所なので、使用経験がない方は、気をつけてご利用下さい。
アンダーコート(錆止め)
北海道は冬期に融雪剤として塩化カルシウムが道路に播かれているため、車の底があっという間に錆びてしまいます。皆さんに長くこのビンテージ車を楽しんで頂くため、アンダーコート処理を行って頂きました。
今回導入したキャンピングカーは、すでに製造中止になっている、2004年式のグランドハイエース(V6、3400cc)がベース車両。グランドハイエース は、トヨタがヨーロッパ仕様のバンをもとに製造していた高級ワゴンです。トラックでもなく、商用バンでもない、高級ワゴンがベース車両であることで、パワーと静寂性、安定性を兼ね備えた走りを実現でき、ユーザーからも評価が高いビンテージキャンピングカーとなっています。
是非、車両の特徴についてもご覧頂き、旅のイメージを膨らませてみて下さい。